2026.09.05

夫婦岩大注連縄張神事

概要

三重県伊勢市二見町の二見興玉神社で行われる「夫婦岩大注連縄張神事」は、夫婦岩に掛けられた大注連縄を新しく張り替える伝統的な神事です。毎年5月5日・9月5日・12月の年3回行われており、2026年は9月5日(土)に開催されます。

大注連縄は、夫婦岩を結ぶ「結界の縄」として、一切の不浄を祓い、日の大神と、夫婦岩の沖合約700mに鎮まる興玉神石を遥拝するための鳥居としての役割を担っています。その歴史は古く、約700年前の文保年間から続くとされています。

主な内容

2026年9月5日(土)、二見興玉神社で午前10時から祭典が行われます。祭典では宮司が祝詞を奏上し、その後、奉仕青年や氏子らによって夫婦岩への大注連縄の張り替えが行われます。

大注連縄は1本が長さ35m・重さ約40kg・太さ10cm。これを5本、夫婦岩へ張り渡します。参拝者も参道から大注連縄を手送りする形で、張り替えに参加することができます。

主な見どころ

・長さ35mの大注連縄を人の手で張り渡す

最大の見どころは、長さ35m、重さ約40kgにもなる大注連縄を、氏子や奉仕青年らが夫婦岩へ張り渡していく光景です。

大注連縄は、大岩に16m、小岩に10mを巻き付け、その間の約9mを海上に渡します。5本の巨大な縄が夫婦岩を結ぶ姿は、二見浦を象徴する印象的な景観です。

・参拝者も参加できる「手送り」

この神事では、見学するだけでなく、参拝者も大注連縄を参道から手送りして、張り替えに参加することができます。

多くの人の手から手へと巨大な注連縄が運ばれていく様子は、地域の人々と参拝者が一体となって神事を支える、二見ならではの光景です。

・二見太鼓と木遣唄が響く中で行われる神事

大注連縄を張り渡す際には、二見太鼓の力強い演奏と木遣唄が響き渡ります。

静かな神事というだけではなく、太鼓と掛け声が加わることで、巨大な注連縄を人の力で張り渡していく迫力ある場面となります。

・夫婦岩は「日の大神」と「興玉神石」を遥拝する鳥居

夫婦岩は単なる景勝地ではありません。

夫婦岩の沖合約700mには、二見興玉神社の御祭神・猿田彦大神ゆかりの霊石「興玉神石」が鎮まっており、夫婦岩はその興玉神石と日の大神を遥拝するための神聖な鳥居として古くから信仰されてきました。

そのため、大注連縄の張り替えは夫婦岩の景観を整えるだけではなく、神聖な場所を守り、一切の不浄を祓う意味を持つ重要な神事です。

・神事の最後には「餅まき」も

大注連縄の張り替えが終わり、神事の納めとなる午前11時30分頃には、参道に向けて餅まきが行われます。

伝統的な神事を見学した後、餅まきにも参加できるため、観光客にとっても楽しみやすい行事です。

当日の流れ

時間内容
8:30頃旧大注連縄を解く ※潮の干満により変更の場合あり
10:00拝殿で祭典・祝詞奏上
祭典後大注連縄張り替え
張り替え時二見太鼓・木遣唄など
~11:30頃神事終了・餅まき

※時間は当日の進行や潮の干満などにより変更される場合があります。

夫婦岩とあわせて楽しみたい二見浦

大注連縄が新しく張られた夫婦岩は、二見浦を代表する景勝地です。神事の前後には、二見興玉神社への参拝や夫婦岩の見学、二見浦の散策を楽しむのもおすすめです。

特に夫婦岩は、天候が良い日の早朝には岩の間から昇る朝日を望むことができ、古くから日の大神を遥拝する場所として大切にされてきました。

まとめ

夫婦岩大注連縄張神事は、長さ35m・重さ約40kgの大注連縄5本を、氏子や奉仕青年、参拝者が力を合わせて夫婦岩へ張り渡す、二見を代表する伝統神事です。

二見太鼓や木遣唄が響く中で行われる張り替えは迫力があり、参拝者も「手送り」で神事に参加できるのが大きな魅力。夫婦岩が単なる観光名所ではなく、古くから信仰の対象として大切にされてきた場所であることも感じられます。

新しく張り渡された大注連縄と夫婦岩を間近で見ることができる、二見の歴史と信仰を体感できる貴重な機会です

参照元:二見興玉神社

筆者:vg_admin

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