概要
三重県志摩市大王町波切に伝わる「わらじ祭」は、一つ目片足の巨人「ダンダラボウシ(ダンダラボッチ)」の伝説をもとにした、全国的にも珍しい伝統行事です。村を荒らしていた巨人を追い払うため、村人が巨大なわらじを作り、「自分よりも大きな存在がいる」と思わせて退散させたという言い伝えが祭りの由来とされています。現在では、海上安全や大漁、地域の平穏を願う祭りとして受け継がれています。
「波切のわらじ曳き神事」として三重県の無形民俗文化財にも指定されており、歴史ある神事に加えて、神輿や体験イベント、ステージ、花火大会など、地域全体で楽しめる催しが行われます。
主な内容
2026年9月12日(土)9:00~21:00、志摩市大王町波切の波切漁港周辺やイベント広場などで開催されます。雨天の場合は9月13日(日)に順延されます。
当日は中学生神輿や宝船・踊り子道中、シーカヤック、かつお一本釣り体験、魚のつかみ取りなど、子どもから大人まで楽しめる企画が充実。午後には祭りの中心となる「お祓い・わらじ曳き・巫女の舞」、続いて「わらじ流し」が行われ、夜にはステージイベントと花火大会で締めくくられます。
主な見どころ
・全国的にも珍しい「巨大わらじ」
祭り最大の見どころは、畳一枚ほどの大きさにもなる巨大なわらじです。ダンダラボウシを追い払ったという伝承にちなみ、わらじを曳いて町を練り歩き、最後には海へと流します。古くから伝わる伝説と海の信仰が結びついた、波切ならではの神事です。
・迫力ある「わらじ曳き神事」と「わらじ流し」
14:30頃から行われるお祓い・わらじ曳き・巫女の舞は、祭りの中心となる神事です。その後、15:30頃には「わらじ流し」が行われます。巨大なわらじを海へ運び流す光景は非常に印象的で、大王崎の海と伝統文化を同時に感じられる、この祭りならではの場面です。
・中学生神輿や宝船・踊り子道中
午前中から中学生神輿、青年団神輿、宝船・踊り子道中などが行われ、波切の町が祭り一色に染まります。地域の子どもたちや若者も参加することで、伝統が世代を越えて受け継がれていることを感じられます。
・海の町ならではの体験イベント
シーカヤック体験や、かつお一本釣り体験、ちびっこ魚のつかみ取りなど、波切の海や漁業文化を身近に感じられる体験も開催されます。特に子ども連れのファミリーには、祭りを見るだけでなく実際に参加できる企画としておすすめです。
・「食いだおれ市」で志摩の味を楽しむ
10:00からは食いだおれ市の出店コーナーも開かれます。祭りを楽しみながら、志摩・波切ならではの食や地域の味を楽しめるのも魅力です。
・夕暮れを彩る「わらじ祭ステージ」
17:15頃からは特設ステージで「わらじ祭ステージ」を開催。「響く・舞う・彩る」をテーマに、ソーラン、書道パフォーマンス、ダンス、太鼓などが披露されます。夕暮れの波切漁港を舞台に、地域の人々によるパフォーマンスを楽しめます。
・祭りのフィナーレを飾る花火大会
20:00からは「わらじ祭花火大会」を開催。昼間の伝統行事や体験イベントから雰囲気が一変し、夜空を彩る花火が祭りの一日を締めくくります。波切漁港という海辺のロケーションも、花火を楽しむ大きな魅力です。
当日のスケジュール
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9:30~ | 中学生神輿 |
| 10:00~ | 食いだおれ市・出店コーナー |
| 10:00~ | 宝船・踊り子道中 |
| 10:00~ | シーカヤック体験(午前の部) |
| 11:20~ | こども園児踊り |
| 11:30~ | かつお一本釣り体験 |
| 12:00~ | 青年団神輿 |
| 13:00~ | ちびっこ魚のつかみ取り |
| 13:30~ | シーカヤック体験(午後の部) |
| 14:30~ | お祓い・わらじ曳き・巫女の舞 |
| 15:30~ | わらじ流し |
| 17:15~18:30頃 | わらじ祭ステージ |
| 20:00~ | わらじ祭花火大会 |
※行事の進行状況などにより、時間が変更される場合があります。
まとめ
大王崎「わらじ祭」は、ダンダラボウシの伝説から生まれた巨大わらじを海へ流す、全国的にも珍しい祭りです。神輿や踊り子道中、海の体験イベント、伝統神事、ステージ、花火まで一日を通して楽しめるのも魅力。特に「巨大わらじを海へ流す」という光景は、波切の海と歴史、地域文化を象徴する印象的なシーンです。
参照元:志摩市観光協会