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伊勢志摩・的矢湾の恵みを次世代へ繋ぐ「ひろ丸」の挑戦

三重県志摩市の穏やかな的矢湾。 そこには、都会での経験を経て、 故郷の海と向き合う一人の若き 船頭、伊藤龍馬氏がいます。 渡船屋「ひろ丸」を営む彼が、 釣りの魅力と地域の未来を情熱的に語ります。


建設業から転身した若き船頭の決意と屋号に込めた想い

このセクションでは、店主の経歴と屋号「ひろ丸」の由来について回答します。

ー 渡船業を始めたきっかけを教えてください。

伊藤: もともとは大阪で長らく 建設業の仕事をしていました。 26歳で三重県に帰ってきて、 親の牡蠣養殖を手伝う中で、 地元の方に声をかけられたのが 一番最初のきっかけになります。 

ー 屋号の「ひろ丸」にはどんな由来があるのでしょうか?

伊藤: 僕の名前は「龍馬」なので、 よく名前から取ったのかと 聞かれるのですが違います。 実は父親の名前の「ひろし」から 一字取って名付けたものなんです。 


的矢湾の豊かな生態系と釣りに適した穏やかな環境

このセクションでは、的矢湾の地形的特徴と魚の多さの理由について回答します。

ー 的矢湾はどのような特徴を持つ場所ですか?

伊藤: ここはリアス式海岸で、 水深は6mから10mほどです。 山からプランクトンの餌になる 栄養を含んだ淡水が流れます。 そのため小魚やアオサ海苔が育ち 豊かな生態系ができています。 

ー 釣り人にとってのメリットを教えてください。

伊藤: 湾の入り口が狭いおかげで 外海からのうねりが少ないです。 四方を陸に囲まれているため 風も少なく、とても穏やかです。 初心者や家族連れの方でも 安心して釣りに集中できます。 


チヌ釣りの醍醐味と「ひろ丸」が追求する職人技

このセクションでは、黒鯛釣りの面白さと特製の団子について回答します。

ー 筏釣りの一番の魅力はどこにありますか?

伊藤: 静かな海の上で、12時間以上 自分のペースで釣りができます。 都会の喧騒を忘れて、 有意義に考え事ができる時間。 それが最大の魅力だと思います。 

ー チヌ(黒鯛)釣りの面白さとは?

伊藤: チヌは「釣れた」ではなくて、 「釣った」と言える魚です。 様々な釣りの技術を駆使して、 自ら食わせる喜びがあります。 カキガラ粉末などを混ぜた、 特製の団子作りも重要です。 


家族で楽しめるBBQと「笑顔」のサービス

このセクションでは、筏の上での快適な設備と体験メニューについて回答します。

ー 初心者や家族向けの工夫はありますか?

伊藤: すべての筏の上に専用の トイレを設置してあります。 これがないと女性やお子様が 長時間楽しむのは難しいです。 筏も5.5m四方と大きく作り、 安全性と広さを確保しました。 

ー 釣り以外の楽しみ方を教えてください。

伊藤: 筏でのバーベキューも可能です。 冬場には練炭の貸出もしており、 釣った魚や牡蠣をその場で焼いて 楽しむお客様も多いですよ。 何より笑顔で接客することを 常に心がけています。 

ー 接客の面でのこだわりはありますか?

伊藤: 釣りの船頭といえば少し無愛想なイメージがある かもしれませんが、 僕は常にお客さんの前では 笑顔でいることに一番 こだわっています。 また、1日に一度はお客さんの 様子を見に回り、不便がないか確認するようにしています。 冬場の手が冷える時期には練炭を貸し出したり、 釣った魚を捌いたりするなど、 釣り以外の時間も快適に過ごしてほしいんです。こうした細かな気配りこそが、「ひろ丸」ならではの サービスだと思っています。


伝統的な「餌釣り」を50年先まで伝える未来

このセクションでは、将来のビジョンと地域活性化の目標について回答します。

ー これからどのような取り組みをしたいですか?

伊藤: 今はルアー釣りが流行りですが、 釣りの基本は「餌釣り」です。 この餌釣りの良さを、 若い世代にも伝えていきたい。 32歳の僕が、これから50年も 60年も続けていくつもりです。 

ー 最後に、地元への想いを聞かせてください。

伊藤: 志摩市は人口減少が激しいですが 海の魅力は今も変わりません。 僕の頑張る姿を通して、 志摩市の良さを県内外の人や、 地元を離れて行った若者に伝えたいです。 


施設案内とアクセス

  • 施設名: 渡船屋「ひろ丸」 
  • 所在地: 三重県志摩市磯部町 的矢湾 
  • 主な体験: 筏釣り、BBQ、牡蠣土産 
  • 周辺観光: 伊勢神宮(内宮・外宮)、二見浦、志摩スペイン村 

用語解説:筏釣り(いかだづり)とは 海上に浮かべた5.5m四方の 木製の足場から釣る方法です。 船酔いしにくく安定しています

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