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伊勢茶を知る|歴史・魅力・楽しみ方とおすすめスポット

#カフェ #スイーツ #伊勢茶
伊勢茶
参照元:https://www.gourmetcaree.jp/matome/2019/11/29/post-18262/

伊勢志摩の気候がもたらす旨み 伊勢茶とは?

三重県は、全国でも有数の茶の産地。その中でも「伊勢茶」は、伊勢神宮を中心とした地域の風土と人々の暮らしの中で育まれてきた特別な存在です。
伊勢茶はそのやわらかな香りとまろやかな味わいで、多くの人を魅了してきました。今ではカフェや茶畑体験、土産品としても幅広く親しまれ、旅行の楽しみ方の一つとしても注目されています。
この記事では、伊勢茶の歴史や文化的背景、現地で楽しめるスポットや体験イベント、さらに観光と組み合わせたおすすめのモデルコースまで、伊勢茶を深く味わうための情報をたっぷりとお届けします。


伊勢茶とは?その魅力と特徴

伊勢茶の茶葉
伊勢茶の茶葉
参照元:https://www.isecha.net/brand/
大台町の伊勢茶畑
大台町の伊勢茶畑
参照元:https://web-odai.info/fc/map_detail_j.php?code=94

伊勢茶の意味・起源

伊勢茶とは、三重県の中勢から南勢地域で栽培される緑茶の総称で、特に「かぶせ茶」と呼ばれる品種が有名です。
古くは伊勢神宮に献上され、江戸時代には伊勢参りの参拝客を通じてその名が全国に広まりました。香りと旨味のバランスが良く、苦味が少ないため、幅広い世代に好まれています。

なぜ今注目されているのか

現代では有機栽培やGAP認証などの安全・環境面への配慮が進み、国内外のコンテストでの受賞も増えています。特に海外からの観光客にとっては、日本の伝統文化を五感で体験できる「お茶ツーリズム」として人気が高まっています。
茶畑での手摘み体験や、茶を使ったスイーツや料理を提供するカフェなど、観光と融合した新しい楽しみ方も広がっています。


伊勢茶の歴史と文化的背景

時代ごとの変遷

伊勢神宮に伊勢茶を奉納する様子
伊勢神宮に伊勢茶を奉納する様子
参照元:https://www.chunichi.co.jp/article/889292
  • 古代〜中世:伊勢神宮の神饌として茶が用いられたのが始まり
  • 江戸時代:伊勢参りの盛況と共に伊勢茶が全国に広まる
  • 近代:製茶技術が向上し、ブランド化が進む
  • 現代:観光や食文化と結びつき、国内外での評価が高まる

地域との結びつき

伊勢志摩地域は温暖で降雨量が多く、霧が発生しやすい気候条件が茶葉栽培に適しています。これにより旨味成分であるテアニンが多く含まれる茶葉が育ち、香り高くコクのある味わいが生まれます。
茶農家や商店は代々受け継がれた製法を守りつつ、新しい加工技術や商品開発にも積極的です。


伊勢茶を楽しむスポット・体験

現地で訪れたい伊勢茶スポット

木下茶園(伊勢市/外宮前・内宮前・浦の橋商店街)

木下茶園外宮前店舗
木下茶園外宮前店舗
参照元:https://www.kinoshitachaen.com/shop/gekumae/

明治創業の老舗茶屋で、伊勢市内に3店舗(外宮前本店・内宮前支店・浦の橋商店街店)を構えています。伝統的な煎茶や抹茶の販売に加え、「伊勢抹茶ラボ」など現代的な企画でお茶の新しい楽しみ方を提案。
観光客はもちろん、地元の人々からも愛されており、店内では香り高いお茶と和菓子をその場で味わうことができます。茶葉や抹茶スイーツはお土産にも最適です。
紹介ページ:https://www.kinoshitachaen.com
住所:三重県伊勢市本町13-1(外宮前本店)
TEL:0596-65-7050
営業時間:10:00〜17:00(店舗により異なる)
定休日:不定休
駐車場:周辺に有料駐車場あり

深緑茶房(松阪市飯南町)

深緑茶房店舗
深緑茶房店舗
参照元:https://www.shinsabo.com
深緑茶房店内の様子①(ほりごたつ席からはお庭が見れます)
深緑茶房店内の様子①(お庭の見れるほりごたつ席)
深緑茶房店内の様子②(こだわりのカウンター席)
深緑茶房店内の様子②(こだわりのカウンター席)
当店の一番高級ラインの茶寿(ちやず)とほうじ茶プリン
当店の一番高級ラインの茶寿(ちやず)とほうじ茶プリン

約30ヘクタールの自社茶畑を持つ茶農家直営のカフェ。JGAP・ASIAGAP認証を受けた安全で高品質な茶葉を使用し、香り豊かな煎茶や抹茶、ほうじ茶を、季節の和菓子や抹茶パフェと共に提供しています。
店内は木の温もりが感じられる落ち着いた空間で、茶畑を眺めながらゆっくりと過ごせます。販売コーナーでは茶葉やスイーツ、茶器なども購入可能です。
紹介ページ:https://www.shinsabo.com
住所:三重県松阪市飯南町粥見4209-2
TEL:0598-49-3070
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
駐車場:店舗前にあり

HAPPA STAND(多気町・VISON)

HAPPA STAND
参照元:https://www.tokairiken.co.jp/blog/everyday/2057/

日本最大級の食と文化の複合施設「VISON」内にある、伊勢茶を主役にしたスタンド。三重県産の茶葉を使用した煎茶・ほうじ茶・和紅茶を、現代的なアレンジで気軽に楽しめます。テイクアウトしやすいスタイルながら、茶葉本来の香りや旨みを大切にしており、買い物や散策の合間の一杯に最適。伊勢茶を使ったドリンクや焼き菓子も揃い、若い世代や観光客にも親しみやすいスポットです。
紹介ページ:https://happastand.jp
住所:三重県多気郡多気町ヴィソン672番1
TEL:059-8678-858
営業時間:10:00〜18:00(VISONに準ずる)
定休日:無休
駐車場:VISON共用駐車場あり


県外でも伊勢茶を楽しめる場所

伊勢茶 mirume(愛知県名古屋市西区那古野)

三重県産伊勢茶の個性と背景を丁寧に伝える伊勢茶専門ブランド。煎茶・ほうじ茶・和紅茶など、産地や製法の違いを活かしたラインナップが揃い、伊勢茶の奥深さを県外でも体験できます。シンプルで洗練されたパッケージは贈答用としても人気。またオフィスワーカーに向けたテイクアウトサービスもあり、朝に店舗外カウンターで水出し緑茶のボトルを受け取って、帰りにそのままボトルを返却するだけ。飲み切った後は水を入れて振るだけで、最大3回まで飲むことができます。
紹介ページ:https://shinryokusabo.co.jp
住所:名古屋市西区那古野1丁目36-57
TEL:052-551-3366
営業時間:平日 11時〜19時(L.O18時半)  土日祝 9時〜19時(L.O18時半)
定休日:なし
駐車場:近くに有料駐車場あり


伊勢茶を体験できる場所

四日市茶業振興センター(四日市市水沢町)

四日市茶業振興センター外観
四日市茶業振興センター外観
参照元:https://www.y-ocha.com

伊勢茶の製茶工場見学や歴史解説が体験できる施設。茶葉の加工工程や保存方法を間近で学べ、希望すれば冷蔵施設の見学も可能です。事前予約制のため、訪問前の連絡が必要です。
紹介ページ:https://www.y-ocha.com
住所:三重県四日市市水沢町1538
TEL:059-329-3115
営業時間:9:00〜16:00(要予約)
定休日:土日祝・年末年始
駐車場:施設内にあり


伊勢茶Q&A

Q:伊勢茶はどこで買える?
A:伊勢市・松阪市・四日市市の茶専門店や観光施設、道の駅、オンラインショップで購入できます。

Q:おすすめの飲み方は?
A:かぶせ茶は低温(60〜70℃)でじっくり、煎茶は80℃前後で淹れると旨味と香りが引き立ちます。

Q:観光と組み合わせるなら?
A:伊勢神宮参拝と外宮前・内宮前の茶屋巡りや、大台町の茶畑ウォーキングとの組み合わせが人気です。


まとめ

伊勢茶は、単なる飲み物ではなく、地域の歴史・文化・自然が詰まった存在です。現地で味わえば、その香りや味わいに込められた物語を感じ取ることができます。
観光の際には、ぜひ茶畑を訪ね、茶農家や茶屋の人々との交流を通して、伊勢茶の奥深さに触れてみてください。

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